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20期キャンプ第二回穴吹川(ND、あさだの視点)

20期第二回キャンプレポート、
続いてはNDのあさだが書いてくれました。
川の学校としては初の企画!
 20期ND日誌~限界沢登り~
 NDのあさだです。他のスタッフと比べると影が薄いけど、川をもっと自由に楽しめるよう、あれこれ企てる役割です。というか、その役割も模索中です笑。もちろん、20期川ガキたちのやりたいことも拾い上げ、実現していきたいので、是非声をかけてね!
 さて、この2回目キャンプで企てたのは“限界沢登り”!!今回のキャンプ地を少し下ると、この穴吹川に流れ込む大内谷川があり、それを遡上していく沢登りを昔から遊びとして楽しんでいるのだが、午前午後ともにご飯の時間までで往復してこれる範囲でしか行けなかった。とても楽しいコースなのでもっと先も行ってみたい...はっ!お昼ご飯担いだら丸一日、自分たちが行ける限界まで進める!!とひらめいた笑
 1日目から予告し、2日目の朝に限界沢登り隊が集合。みなんちゅ、ドラゴン、ゆうと、きーご、あや、みさ、あすみ、あめ、マカロニ。それにスタッフ、あさだ、かなこ、けーた、きょんちゃん、マシュがお供。私の知る限り、一部のグループだけでお昼ごはんに帰って来ずに遊び続けるのは川の学校初!まずはヘルメットも被って装備を整えたら、みんなで自分の食べる分だけのお昼ごはんのおにぎりを握る。早く行きたいのか、君たち2個で足りるの?!と思いながら、スタッフも高速で握って、いざ出発。

 本部前の川の流れに身を任せて少し下ると、右手に茂みから小川が流れ込んでいるポイントがある。上陸して水の流れを辿っていくと、突然澄み切ったプールが!どぼーんと次々に飛び込むと、あっという間にプールは濁って何も見えなくなる。さっきまでの穴吹川の大きな流れと違って、山から流れてくる水はとても冷たい!慌てず必ず両手を使って進むこと、蛇がいるのでスタッフの後をついていくこと、と注意をしながら山の中の川を遡上していく。滑らないよう岩をぴょんぴょんと渡り、深い場所では胸まで浸かりながら進む。目の前に広がる景色は、まるで映画もののけ姫の世界に来たみたい。

 かなり進んだ先に中盤の難所、水が滝のように流れこむ大きな岩が現れた。ここを越えなければ先に進めない。2m以上はある岩と岩の間の隙間に足や体を這わせてよじ登っていくのだが、その隙間には上から凄い勢いの滝が流れ落ちているので手元は見えない。大人でも大変なのに、身体の小さな川ガキたちはなおのこと。スタッフが上からロープを出し、下からも上がる子の身体を支える。落ちる水が強すぎるので顔なんてとても上げれない中、みんな負けずに這い上がる。小柄な女の子には山の中を迂回してやり過ごすこともすすめたが、彼女たちの頭にはそんな選択肢は全くなく、あすみのすごい負けん気で登り切った姿にはスタッフも驚かされた。

 その後も歩みを緩めることなく進んで行くのだが、大きなプールとうってつけの岩場にたどり着いたら、飛び込み大好きな川ガキたちはようやく止まって、どぼんタイム。ついでにスタッフのザックから取り出したおやつを頬張り休憩、になったのかわからないくらい気が済むまでひっきりなしに飛び込んだら、早速次に進もうとし出す。みなんちゅは身体が大きいので、高さのある場所も難なく越えるし、きーごは先に進みたい気持ちが誰よりも強く、軽い身のこなしで岩を飛び渡る。そして他の川ガキも黙々と追随。彼らにはストップボタンが付いてないのだろうか。。
 目指していたポイントである連続する二段階の砂防ダムの一つ目の下に来たところでお昼休憩。そこは川ガキたちの為にあるかのようで、明るく日が差しているので沢で冷えた身体を温めれるし、何の濁りもない水の溜まりに、それを取り囲む岩には倒れた木が橋のように渡っている。スタッフがお湯を沸かしてお昼ご飯の準備をする傍ら、みんなで喜んで木に乗ってふざけたり、低い位置に渡っている丸太を使って腕相撲したり、大・大はしゃぎ。
 あったかいお味噌汁ができたらお昼ごはん~~。”並ぶ”、”秩序”、という言葉はそこにはなく、お味噌汁、自分で握ったおにぎり、魚肉ソーセージ、スパムに群がり食い散らかす。あや、みさ、あすみはダムの上から流れる水に打たれながら、あるいは半分川に入りながら、疲れた身体に塩分と温かさを染み渡らせてほっと一息。美しい沢でみんなで食べるごはんはほんとにおいしい。そして、そりゃさすがにお腹空いてたよね、ゆっくり休憩しな(スタッフもね)、と思ったのはほんの束の間で、燃料を胃に落とし込んだら川ガキはすぐ遊び再開。スケジュール配分の為に時計を見ていたのだが、ごはんコールからこの間、30分もなかった。マジか。。結構本気で頭を抱えた瞬間だった笑

 一つ目の砂防ダムをあがると、ダムにたまった広く大きなプールが。今度は思い思いに浮いたり、潜りの練習。水の中には大きなウシガエルも泳いでいたが、思わぬ敵襲に慌てて逃げ出す。
 さらに二つ目のダムを越えると、まだまだ流れが広がり、そこには魚も泳いでいる。ただ、越えるには山の斜面を上がって迂回しなければならず、難易度が上がるので、進む組と引き返す組に別れることに。
 頼もしいけーた、かなこが率いる、進む気満々の、みなんちゅ、ドラゴン、ゆうと、を見送ったら、足元に気をつけながら下り始める。登りより、降りる方が滑りそうで怖い!飛び込みポイントまでたどり着いたら、あったかいココア飲んで小休憩。
 難所の滝は降りるのもほんと大変。足元が見えない中、尻餅をつきながらなんとかクリアし、足腰もヘロヘロになってきた。水に浮いて身体を預けれる場所は、ワニみたいに手だけで進んだらようやく最初のプールに。きょんちゃんのアイデアで、仰向けに浮かんだままみんなで手を繋いで輪になってから一斉に片足を上げて、やり切った一体感が生まれる。マカロニも終始ずっと笑顔だった。その輪のまま指スマならぬ足スマを楽しんだ後、注ぎ込む穴吹川へ。来るぞ来るぞと予想していたが、穴吹川にダイブすると、あったか~~~。ずっと炎天下の中を流れる川と山中の川の水温の差はすごい。
 くったくたになって本部にただいま~、キッチンさんが見透かしたように、おかえり、食器を持っておいでとニコニコ迎えてくれた。用意してくれていた美味しい炒飯をスタッフも川ガキも並んで2杯3杯とお代わりしてかきこむ。本部直前に体力の限界を迎えたあめもここまでよく頑張って戻ってきた。
 さらに進んだ分隊を迎えに戻ると、やり切った笑顔で無事下りてきた。みんな止まらず休まず(これは想定外)よく頑張った、そしてみんなほんとずっといい笑顔だった。川ガキたちにとって、なかなかの冒険だったのではないだろうか。残り3回、次はどんなことをしようか!また川で待ってるよ!
 あと、参加してれた沢登り隊たちよ!もし見てくれてたら、ぜひ感想をコメントしてほし~~泣いて喜びますToT
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20期キャンプ第二回穴吹川(高校生スタッフ、こっちゃんの視点)

遅くなりましたが、20期第二回キャンプ、穴吹川編のレポートです。
今回は高校生スタッフ、こっちゃんが書いてくれました。

7/15(土)~17(月、祝)。20期川の学校第2回キャンプin 穴吹川
待ちに待った第二回のキャンプが始まりました!今回は日本一の清流と言われる穴吹川!ぐ
14 日の夕方、学校が終わるとそのまま同じ高校生スタッフのそよ香と、一緒にキャンプ地に前日入りをしました。こんなJK他にいるのだろうかと話しながら笑。午前から設営してくれていたスタッフは、お風呂にいってしまい、その間そよ香と夜の河原で待つことになりました。夜の河原は怖すぎて、勇気 100%を熱唱しました。ランタンをつけている最中に、やたら目線を感じるなと思ったら、2つの光る眼がこちらを見ていました。2人でビビリながら追い払おうと試行錯誤しました。やたら叫んだり、大きな音を出したりと・。全然逃げる気配がないので、勇気を振り絞ってランタンを持って立ってみると逃げていき、案外あっさりと事なきを得ました。その後お風呂行っていた組のスタッフの声が聞こえた時は、安心感に包まれほっとし、夜は高校生スタッフで恋バナして盛り上がりました♥

前回のキャンプは、学校の修学旅行と丸彼りで、惜しくも参加できず、今回が初めて川ガキ達と顔合わせ!ワクワクしている反面、とっても緊張していました。
朝から川ガキ達が来る準備を着々と進めるスタッフ達。ちらっと大きなホワイトボードに
書かれたスケジュールに目をやると、ほぼ、ごはん、遊ぶためのミーティング、夜話しか書かれていません。それ以外ずぅっと何をするのも自由なのです。

小学5年生で、川の学校に参加した時、学校、クラブ活動、習い事などで、カツカツだった私にとっては、この自由なスケジュールが、新鮮で最高だったことを思い出しました。

11時頃になってくると、続々と川ガキ達が集まってきました。自分と同じサイズぐらいの大きなリュックを、せっせと担いで頑張ってこちらに歩いてくる子、荷物は家族に任せて石の上をぴょんぴょんと飛びながら、手を振ってやってくる子、登場から元気で個性があふれていて、スタッフの声と笑顔がより一層大きくなりました。

この日はとっても暑くて川の中で、ミーティングをすることに…。はなが「今日は何する~?」と聞くと、ほとんど皆が笑顔で“カヌーで沈めあい!”と言いました。傍から聞くとなんて物騒な遊びをしているんだと思うかもしれません。ですが、この遊びとっても面白いんです笑。この日も、ゴリラのような筋肉男性スタッフが乗っているカヌーを転覆させようと、川ガキ達が満面の笑みでカヌーに泳いで寄っていきます。スタッフも転覆されないようにと、逃げている様子は見ている側もめちゃくちゃ楽しめました。



遊び終わったあと、生きた鶏が2羽やってきました!おじちゃんが軽トラックから尾を掴んで米袋にイン!皆が興味津々に米袋をのぞき込んでいたその時、バアッサァアと袋から飛び出し逃亡してしまいました!!ちょこちょこっと走り回っているところを、スタッフのとくまが後ろからガシッっとつかみ米袋に戻してくれました。流石スタッフ~!

次の日、午前中の遊びが終わった後、挑戦したい子だけでテントのなかに入って鳥さばきが行われました。ヤッピー指導のもと、川ガキ達は真剣な目をして、お手伝いしたり、腸を触ってみたり…
さばき終わった鶏肉は、次の日の朝、お鶏飯として出てきました。錦糸卵や甘辛く煮た
シイタケ等など朝からとっても豪華。優しいお出汁で心が暖まりました。

最終日、私は秘密基地とカフェを作る班に行くことになりました。秘密基地になりそうな場所を見つけ、たき火を作って水を沸かす担当と、基地の本体を作る担当に分担していきます。火をつけようとすると、めいが新に使えそうな流木を捨ってきてくれました。ありがとう!
基地のほうを見てみると、大きな流木で柱を作りその上に、細長い葉の上をのせています。
本格的な秘密基地を作ることができました!川ガキの子たちと初めて協力できたので、う
れしかったです。



第3回目キャンプは高知県にある汗見川で行われます。亀岩というとても高い岩から飛び込むことができます。度胸試しに是非ぜひ!
また、透明度が半端なく高くて、とっても綺麗。
本山でまた川ガキ達に会えることを心待ちにしています。

20期キャンプ第一回鮎喰川(高校生スタッフ、まいの視点)

6月24.25日で開催された20期キャンプ第1回目のレポートを、高校生スタッフのまいが書いてくれました。



6月24日。第20期川の学校が始まりました!
今回は約4年ぶりの開催。新型コロナウイルスのせいで19期からかなり時間が経ってしまいましたが、無事に開催、解散することができました。
前日入りしたスタッフは緊張と楽しみでそわそわしていました。きっと関東組スタッフもそわそわしていたんだろうなぁ…
1日目の10時くらい。早くもキャンプ地に到着して遊んでいる子がいました!楽しみにしててくれたんかなぁって思って、わくわく!!!
少ししたら石井駅からお迎えの車も到着し、続々と川ガキが集まってきました。
さてさて、お待ちかねの開校式です。
もう既に濡れているのは…?DRAGON!!
英語表記は班のCD、りさのアドバイスだそうです。みんなで自己紹介をしました。この時点でかなりそれぞれの個性が垣間見えて楽しかった。川ガキとしての6つの約束をはなに教えてもらった川ガキたち。覚えてくれてるかな?
開校式が終わったらしばらくの間お母さんやお父さんとは、ばいばい。
親がいないからできることって沢山あります。少し寂しいけどどんな体験をしたかたくさんお話してあげてね。ばいばいしたら、テントを立てます。川の学校では初めてのことが盛りだくさん!
りさ班ではshunta(やっぱり英語表記)がお兄さんとしてみんなを引っ張ってテントを立てていました。
その後はキッチンさんの美味しい美味しいお昼ご飯!みんなとっても大きなお皿でご飯をたくさん食べてました。キッチンさんのご飯は本当に美味しいです。研修の2ヶ月で身長が何センチか伸びたスタッフもいるとか…?
ご飯の後はいよいよ川に入って遊びます。
スタッフによる下見では、とにかく水が綺麗!
水温がいい!そのせいか魚も早い!上流、本部前、下流に別れての下見だったけど、どのチームも、魚を見るならここ!と言って譲らないくらい綺麗で魚がいっぱいの川でした。
特に下流には鯰がたくさんいたそうです。
最初は魚がいっぱいの綺麗な川、全てを見てもらいたい、というスタッフ満場一致の意見で、初めはみんなで上流にのぼり、下流まで流れていこう。釣りやカヌー、潜り突きなど、途中途中で好きな所へバラけていけばいいよね。ということに決定しました。みんなで川の中を進み、上流を目指します。
のぼっていく途中でガラビキもしました。ガラビキというのは貝殻のついた長い紐をみんなで持って上流へ魚を誘き寄せ、網で獲る漁法です。
ガラビキの結果は…?…残念。魚はあまり獲れませんでした。
だけどまだまだ1回目。本格的に夏が来たら手で掬えるくらいの魚が獲れるよってとくまが言ってたから、次を楽しみにしててね。
上流に着いたら、そこで魚を突こうとする川ガキ、下流へ流れていく川ガキ、本部前にカヌーをしにいく川ガキ、いろんな川ガキがいました。私は上流にいたんだけどちょっと疲れただいちが水切りをしてるのをみてびっくり!とっても上手だったんです。私もあすみと一緒に挑戦してみたけど、難しいねーって2人で話してました。
あすみと一緒に、少し早く本部前へ帰りました。なぜかというと、鶏を捌くため!
私は見てなかったんだけど、ととろ班の女の子たちがすごかったらしいです。どうすごかったかは想像にお任せします。
夜ご飯はお楽しみの屋台村!!!
メニューは、
りさ班…そばごめ汁
けーた班…ポテト&ドーナツ
ととろ班…米粉チヂミ
はる犬班…フルーツ白玉
にっしー班…タコライス
どれもとってもおいしかった!とくに、ととろ班の米粉チヂミは大人気で焼いたそばからなくなっていったそう。おかげでタコライスが食べられなかったってしょんぼり…
だけど、今度キッチンさんが作ってくれるって!楽しみだー!!
屋台村をすると思うこと。ご飯をつくることって楽しいけどとっても大変。だから、キッチンさんやご飯を作ってくれるお父さん、お母さんに「ありがとう」「ごちそうさま」「美味しかった」をちゃんと伝えようね。



みんなでお片付けをしたら少し遊んで、ちち(初代川の学校代表)による夜話。
私も知らないことがいっぱいだったから、きっと川ガキたちにとってはとても新鮮で面白い話だったんだろうなぁ…
ちちはビール片手に川を上流から流れてくるのが1番楽しいって言っていました。今はビール飲めないけど、おっきくなったらやってみたいね。



夜話のあとは肥後守がやっピーから贈呈されました。ドキドキしながら慎重な手つきで使い方を教わるみんなの顔になんだか嬉しくなりました。
川ガキ3種の神器(後の2つはなんだろう…)の1つである肥後守、大切にしてね。
3回落としものに届けられたら永久に没収だよーーー!!!
って言われたけど、今年の川ガキは優秀!1人も無くしてませんでした。
そのあとは自由時間!捌いた鶏で作った鳥の丸焼きが完成して、みんなでおいしいおいしい!って食べました。鶏をくれたこっちゃんとりさに感謝だね。他にも、肥後守でクラフトをしてもいい、焚き火を作ってもいい、夜更かしをしてもいい。本当に自由な時間をそれぞれが堪能。私はすぐに寝ちゃったけど、みんな遅くまで起きてたみたいです。朝起きたらみんなのにこにこした顔で、夜更かし楽しかったんだなぁって思いました。
あすみは朝ごはんのお手伝いをするって、早起きしてました。キッチンさんとあすみが作った朝ごはん、とても美味しかったです。ありがとう!ごちそうさまー!!
朝ごはんでお腹を満たしたら着替えて遊びミーティング!とくまのドジや、2回に渡るけーたのフリートークにみんなで笑いました。私は本部前でカヌーや潜りをしました。



今回のキャンプは1泊2日だから、遊べるのはこれが最後。やっピーが見つけた潜りの穴場ではあやが上手に潜っていました。やっピーによると、潜水時間が長いんだって。これからどんどんうまくなるんだろうなぁ!楽しみです。
周りを見てると、3人手を繋いで飛び込んでる子達がいたり、スタッフ全員を沈させるんだ!○人目ー!って叫んでる子がいたり、ラフトをひっくり返して水上相撲をしてる子がいたり、川での遊び方は無限大。ってことにもう気づいて新しい楽しみ方を見つける川ガキたちはやっぱりすごいなぁ。
少し疲れて休んでたきーごに楽しかった?って聞くとにこっとしてうん!と。3回目の本山では魚がたくさん突けるよ!って話すと目をキラキラさせて楽しみ!って言っていました。次はフィンをつけておよぐんだー!とも。



最後にキッチンさんの美味しいお昼ご飯。須見練太郎のお父さんであり、元スタッフのスミスから頂いたズッキーニと、昨日捌いた鶏がたくさん入ったラタトゥユ(めっちゃ美味しかった!)を食べたら、荷物をまとめてテントを片付けて、忘れ物はない?
じゃあまた来月ね!とはなの締めで第1回目のキャンプが終了しました。
1泊2日じゃ物足りないと言っていたみんな。来月は2泊3日だよ!楽しみに待っててね!

20期スタッフ研修第5回レポート(ととろの視点)

遅くなりましたが、スタッフ研修第5回のレポートです。15期卒業生、今期初スタッフのととろのレポートです。




6月10日。天気の心配をしながら迎えた第5回スタッフ研修。子どもたちを迎える本番キャンプに向けて、最後の研修になる。今回は河原でのキャンプはせず、よしべー(吉野川ベース)で泊まり、研修を行う。
 
1日目は備品整理など、個人でできることを見つけてやったり、本番1回目に向けて準備を進めることが主な活動内容である。
 
よしベーに到着すると、さっそく雨が降らないうちにマーキーの立て方の復習へ。
復習をし、壊れていた所の修理が終わると、もう一度新人スタッフだけでマーキーを立てるのだが、制限時間があるらしい。なんと7分。「…7分?!」今までの研修でどれくらいの時間をかけて立てていたのかは分からないが、「短い!」と感じた。
しかし、5回の研修で信頼関係ができてきたおかげか、なんとか時間内に立てることに成功した。新人スタッフだけでもここまでやれるんだ!という自信に繋がった。
 
次はテントの点検。ひとつひとつ開けて、正常に使えるかどうかを確認していく。壊れているものは、直せる範囲であれば修復する。劣化していたり、どうしようもないものは処分。
そんな作業を繰り返し、問題なく使えるテントのセットを増やしていく。
最後には今回仲間入りした新品のテントも合わせて、11個のテントセットができた。これでみんな快適に眠れるはず!大切に使ってね。
 
キッチンさんの美味しいお昼ご飯を食べた後は、大谷さんと姫野さんのお話。
第十堰問題の時に、中心となって動いていたお2人のお話はとても興味深かった。
県外に住んでいる私からすると、吉野川などの川は「特別な遊び場」でしかなかったけれど、お2人のお話を聞いて、少し広い視点で川を見れるようになった。「遊べる川」として当たり前の存在になりつつある吉野川だが、地域の人たちに守られ、たくさんの人の生活が関わっていることを再認識した。
また、スタッフみんなの「川ってどんな存在?」について、ひとりひとりの答えが聞けて面白かった。
大谷さん、姫野さんありがとうございました。これからもよろしくお願いします。



 
さて、やることはまだまだある。私とまいは遊び道具などが入った倉庫の整理へ。物が多く、何がどこにあるのか全くわからない状態がずっと気になっていたので、この時間を使って整理することにした。整理するだけでなく、次物を戻すときに、どこへ戻せばいいかすぐにわかるようにテープに書いて棚に貼っておく。これで片付けも困らないし、見た目もスッキリ!
 
他のスタッフも思い思いの場所でいろいろと作業をしてくれていた。


 
そろそろ作業も終わってきたかな…?という頃に「ご飯できたよ~」の声。食器を持って並びに行く。少し前からいい匂いを漂わせていた正体は、ビビンバ丼であった。
疲れた体に染み渡る。やっぱりキッチンさんのご飯は最高!
 
ご飯を食べ終わると、よしベーに集合し、知識確認や擦り合わせ、20期のルールを話し合う。今まで曖昧だったところもきっちり確認し、話し合っていく。
 
そしてついに…参加する子どもたちの名簿が配られた。最後の研修ということで少しの緊張はあったが、やはりこうしてひとりひとりの名前の一覧を目にすると「ついに川の学校が始まるんだ!」という思いが大きくなり、いっそう緊張が高まった。
子どもたちの情報を共有し、気をつけることなども話し合う。
 
気がつくとなんと3時間以上も時間が経っていた。
長かったので、疲れたし眠くなったけど、5回の研修を一緒にしてきたメンバーで、具体的にキャンプについて話し合うことで、大きな緊張が覚悟へと変わっていった。
 
 
2日目。昨日の夜から降っていた雨が、止むことなく朝も降り続いていた。小雨の中今日の高瀬での研修に必要なものを車に積み込む。
救急救命講習をして、キッチンさんが作ってくれた朝ごはんを食べ、高瀬へ出発。
 
今回はやることは決まっておらず、苦手を克服する時間なので、私は堰下で潜りの練習をすることにした。他の人はカヌーに乗ったり、釣りの練習をしたり。
前日の雨のおかげか、とても綺麗に透き通っている川は、思わず潜りたくなるほど美しい。岩の下を覗き込むと、たくさんのナマズがいた。初めて近くでナマズを見れて嬉しかった。
しかし、ずっと潜っていると体が冷えてくる。流石に寒すぎるので、早めに川から上がることにした。


 
みんな川から上がり、まさに今からよしベーに戻ろうとしたちょうどその時…朝まで仕事に行っていたカナコが川に入る気満々の笑顔で走ってきた。「やばい…」「寒がっている場合ではない」「もっとカナコと川で遊ばなければ!」という謎の使命感に追われた。
急遽川に残って遊ぶ組と、先に帰る組に分かれることになった。
 
なにをしようかな…と思っていると、なぜか私の手ぬぐいが丸められてボールのように投げられ、とくまが組み立てられていない半分のパドルをバットのように構え出した。川の中で行われるなんちゃって野球の始まりである。初めはバッターとピッチャーしかいなかったが、キャッチャー、審判、守備と増えていき、だんだん本格的な野球になっていった。とはいえ、ルールは割と適当。だけど楽しい。
私の手ぬぐいボールがマシュの軍手ボールに変わり、みんなが飽きてきたところでなんちゃって野球は終わりを迎えた。
 
次はスローロープを使った縄跳び。全員で何回跳べるかチャレンジ。濡れた水着で、しかも河原でジャンプするのは思ったより難しかった。
 
こんなふうに自然に生まれる遊びってやっぱりいいよな…と改めて感じた。久しぶりに川ガキの気持ちを思い出せたし、本番前にこれを体験できてよかった。
これは誰がなんと言おうと「研修」である。決して遊んでいるわけでは…ない…。
 
よしベーに戻り、着替えてお昼ご飯へ。メニューはかき揚げ丼。キッチンさんいつも美味しいご飯をありがとう!


 
片付けと振り返りをして解散。とっても濃い2日間の研修だった。
 
さあ!次回はついに本番1回目!
20期のみんな、楽しむ準備はできているかい?
面白いことたくさんしようね。
 
元気いっぱいのみんなに会えること、ずっと忘れられないような思い出を一緒に作れること、楽しみにしています!



はな 20期staff紹介



さてさて、20期スタッフ紹介最後は、
キャンプのまとめ役のMD(マザーディレクター)を紹介します!

「はな」 by そよ香
 
 
今回のまとめ役、MDを任されたはな!

そよ香が川ガキの時はいつも楽しそうで、はなを見ると一緒に川に飛び込みたくなりそうなくらい元気になれた!
みんなに笑顔とパワーを与えてくれるのです。
そんなはなは社会人一年目。
大変そうやけど川に来たなら元気100倍!
みんなを引っ張ってくれます。
元川ガキだからか川の冷たさなんてへっちゃら!?
いつでも川遊びに誘っちゃえ~!
落ち込んでいる時はそっとそばにいてくれる優しい優しいはなをよろしくどーぞ。
 
プロフィール

吉野川シンポジウム実行委員会

Author:吉野川シンポジウム実行委員会
【川の学校公式ブログ】
スタッフが更新しています。

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