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3回目研修レポート<第3章>


親ガッパpresents 研修レポート~第3章~
(すんません、2章のデータがどうしても言うこときかなくて、先に!)

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第三回研修(四日目:5月6日)“もとぶ”の風景

“もとぶ”って何? 
川の学校ではどんな遊びでもOKです。たとえば本部テント付近での川遊びやクラフトなどの陸遊びもあります。
もうお分かりですね。本部、つまり“もとぶ”です。これはどうやら川ガキスラングのようです。

 さあ、最終日の午前です。今日はまた風が出てきました。少し雲行きも怪しそう、水に入ると冷たいかな・・・。
こんな日は、野田校長の話を聞きながら、十角テントでまったり竹クラフトだ、と思ったかどうかは知りませんが、何人かの川ガキは“もとぶ”で過ごします。
 まずは野田校長を真ん中に車座になって座ります。
校長は懸案の原稿を仕上げられご機嫌な様子です。手振り身振りで話をしています。
川ガキも一緒にいるスタッフも、校長が大きく手を広げると、一斉に目が真ん丸く大きく広がります。何のお話なんでしょう。残念ながらキッチンテントまでは聞こえてはきませんでした。
おやおや川ガキが一人、皆に背を向けて座り、アレックスの頭を撫でています。でもよく見ると背中全体を使って話を聞いているようです。皆と繋がった同じ時間が流れていました。
 さあ、お話も一段落、スタッフが切ってきた竹をさらに自分が作りたいものへと変身させます。節抜き、竹切り、肥後守、両刃鉈に紙やすり。竹箸、竹皿、竹お猪口、竹の名札に竹光刀。
 そらそら野田校長も竹を切り始めましたよ。 あれっ、テントの奥では昨日まで全力で遊んだ川ガキが寝ていますね。
 怪しかった雲行きも今は晴れ渡り、天空高くひばりのさえずりが聞こえてきます。広い空、広い川原の十角テント、ゆったりとした時間が流れています。穏やかな景色を少しさびしく感じてしまうのは、11期川の学校を名残り惜しむ気持ちが強くなってきたからでしょうか。

さてさて、一方、キッチンテントは食事の準備です。
11期の川ガキに最後に食べてもらうのは、その名も“なんちゃって酢鶏”です。
予算の関係上、豚が鶏に変身しちゃいました。ご飯は6kg炊きます。下ごしらえに時間がかかるため2時間以上前から調理開始です。
いつものようにひたすら野菜を切り、鶏肉を切ります。そしてひたすら野菜を下茹でし、鶏肉を揚げます。夏の最中ではつらい作業となりそうです。川の学校の一番大きななべを取り出し炒めていきます。上半身を使って大きな木べらでかき混ぜます。ご飯の炊ける良い匂いも漂いだしました。
いろんな場所でいろんな遊びをしてきた川ガキたちが元気に帰ってきました。ほら、ちらちらキッチンテントを覗いています。お腹がぺこぺこなのでしょう。よかった、ご飯は時間通りにできあがりそうです。


~こんな景色あんな情景~
「恐怖の“かごめかごめ”と狂乱の“はないちもんめ”」
研修二日目の深夜、本部テント前で突如始まった“かごめかごめ”。
11・12期スタッフ入り混じってのお遊びです。しゃがんで目をつぶるオニの周りを大声で歌いながら回ります。オニが混乱するように回るスピードがだんだん速くなります。さまざまな声色を使います。
さあ、わたるが真ん中に座って目を閉じました。わたるを囲んで人の輪が回ります。息を弾ませ大きな声で「後ろの正面だっあっれっ!!」。あれっ、でもわたるの周りから人が一人抜け、二人抜けしていきました。
その時、輪から抜けようとしたスタッフの眼と、テントの中の保護者スタッフの眼が合いました。その保護者スタッフは周りの保護者スタッフと無言で眼を合わせます。するすると保護者スタッフ達が音もなくわたるを取り囲みました。老若スタッフの息の合ったプレーです。
すーさんが「誰でしょう?」なんと女の子の声色でわたるを幻惑します。「誰やねんな・・」焦れてしまったわたるはとうとう目を開けてしまいます。その目の前には図体のでっかいおっさんたちが・・・。
中天の満月に突き刺さるのは、わたるの大きな絶叫でした。
わたるの悲鳴で幕を閉じた“かごめかごめ”に代わって、次の懐かしの遊びは、“はないちもんめ”です。テンションの高さは継続しています。でもその中で誰よりも大きな声を上げ、誰よりも速く相手の列に突進し、誰よりも高く足を上げているのは、なんと我らが事務局長、黄色いヤッケの“すーさん”ではないですか。
「たーんす長持ちあの子が欲しいっ」
「あの子じゃわからんっ」
そばを通るスタッフが目を丸くして見ています。
「相談しまっしょっ」,「そうしまっしょっ」,「べぇーっ」,「べぇーっ」
そのスタッフも参加しだしました。
じゃんけんの度、歓声が上がり、両の拳を突き上げるもの、うなだれるもの。延々と果てしない戦いが続いています。
月も中天から西に傾きました。その後どうなったかって?頭がくらくらしてきた私は寝てしまいました。
翌朝、本部テント前には誰の体も転がっていませんでしたから無事終了したのでしょう。

レポート3


「サブチャンコンピュータ」
朝の全体集合、さぶちゃんの頭はコンピューターだ。
さぶちゃんはFather Director、略してFDだ。川ガキの希望に合わせてスタッフの配置や配車の手配なんかを考えるんだ。前日には予め大体の計画は立てている。でもスタッフが考える面白い遊びと、川ガキが考えるそれとは違ったりするんだな。だから朝の全体集合で川ガキにその日の遊びの希望を聞くと、遊びごとの人数はたいがい予想からはずれてたりする。
そこでサブチャンコンピュータの登場だ。さぶちゃんの眉間には少ししわがより、目は宙を漂いだす。「あの遊びは人数が大幅に増えたから、ここのスタッフをこちらに持ってきて、さて配車は・・・」、さぶちゃんの頭の中では数十億本のニューロンに数千万のパルスが同時に走り回っているんだ。
そんなに簡単な計算じゃないんだぜ、FDはスタッフの教育も考えなければだめだから、「あのスタッフはこれが苦手だから、練習をかねてあえてここに・・・」とか、それ以外にも「この遊びの川ガキは女の子が多くなったから、スタッフの男女比も・・・」だったり、「体調が悪そうな川ガキはいつでも本部に帰れるように・・・」。
計算が遅くなればそれだけ遊ぶ時間も少なくなるから必死だよ。こんな計算をいつも2分以内で、今回の研修では確か平均1分37秒だったな、で出すんだぜ。
でも、さぶちゃんは少しだけお年だから、もしかしたら頭の中ではパチパチと算盤が鳴っているのかもしれない。うーん、そこまで古くはないか。あっ、わかった。ぴっぴっぴっ。電卓だっ!

「ミニちちやぴの苦悩」
やぴが優秀なスタッフであることは間違いない。
遊びの経験、遊びの技術、自らを犠牲にしても笑いを取る態度、兄がっぱとしては何をとっても一流だ。
実際彼はよく見ている、ひとりひとりの川ガキの状態を。ギャグを言いながら、時には逆にイジられながら、からんでこない川ガキにはこちらからからみながら、丁寧に一人一人にコンタクトを取り続ける。
そんなやぴの12期での役目は“ちち”の代理、ミニちちだ。やぴなら大丈夫、僕も思ったし、みんなもそう思っていた。でも、まだだめみたいだ。それはリアルははからのダメだしだ。「あなたは一か所にいては駄目なのよ、全体を見るのよ」
今までのやぴは一枚一枚の川ガキという葉っぱを丁寧に見てくれていたのだと思う。
でも12期では川の学校という木全体を見なければならないのだ。葉っぱに眼の焦点を合わせていては木の姿は掴めないのだろう。
「この経験を通して何か新しいものが見えてくると思う」やぴはそう言った。
それは川の学校の新しい捉え方であったり、組織運営のヒントであったりするのかもしれない。
やぴの背中が割れてきた。折り畳まれた羽が見える。やぴの羽化に期待!

(くま)

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